医師

皮膚の腫瘍の治療法

頬を触る人

レーザーとメスでの手術

ほくろとは、メラノサイトがメラニンに変化して皮膚に集中してできた腫瘍の一種です。生まれつきできることが多いですが、紫外線や睡眠不足や摩擦などのダメージで増えたり濃くなったりすることがあります。ただ、腫瘍といっても、ほとんどの平べったく小さいほくろは良性の腫瘍です。そして良性腫瘍ならばば、一般皮膚科や美容皮膚科などのスキンクリニックで一回の治療で切り取ることができます。良性腫瘍のほくろを切り取る治療は、医療レーザーの照射で行います。1ミリや2ミリ程度の良性ほくろであれば、レーザーで焼き切って切り取るのが一般的です。CO2ガス(炭酸ガス)レーザーやQスイッチヤグレーザーなどが、ほくろの切り取りに使われることが多いレーザーマシンです。レーザーを照射してメラニン色素を分解し、黒くなった部分を消し去っていきます。レーザーを照射してのほくろの切り取りは、5分〜10分ほどで終わります。あらかじめ表面麻酔をかけておけば、治療中の感覚はまったくないです。レーザー照射をした部分は、1週間〜2週間ほど経過するとかさぶたのようになります。そのかさぶたが古い角質と一緒にはがれれば、ピンク色になります。そしてピンク色の部分が周辺の皮膚と同じ色合いになれば切り取りは成功です。良性のほくろのレーザー治療は、健康保険が適用されないので医療費は100%自己負担です。それでも1万円はかからない費用でできるクリニックがほとんどなのでお手頃です。悪性腫瘍や、良性腫瘍でもレーザーで取り除けない場合は、手術をしてほくろを取り除くことになります。その場合は総合病院や一般皮膚科クリニックに行けば、健康保険適用の3割の自己負担で手術ができます。皮膚から盛り上がっている部分を高周波メスやレーザーメスで切り取り、根っこの部分から切り抜いて取り除く手術です。手術費用は保険適用で1万円くらいになるのが一般的です。それ以外に初診料や診察料などがかかる場合もあります。手術をする前に、手術費用の具体的な内訳を確かめておくことが大事です。このようにほくろを切り取る方法には、レーザー治療でする場合と手術でする場合の二種類があります。まずはクリニックに行って、良性であるか悪性であるかを診てもらうことがとても大切です。その結果によって適切な治療法が違ってきます。盛り上がっている大きなほくろの場合は悪性の疑いもあるので、最初に総合病院や一般皮膚科に行って診てもらうのがおすすめです。